近年騒がれるようになったメタボリックシンドロームですが、あなたはどのくらい知っているでしょうか?

メタボリックシンドロームという単語は知っていても詳しくは知らないという人がほとんどだと思います。

まだまだ先の話とは思ってはいても、メタボリックシンドロームの問題はあなたに確実に近づいています。まだまだ余裕!大丈夫!といえる今だからこそ対策することが大切なんです。

そこで今回は実はメタボリックシンドロームについて気になっていたの!というあなたのために、メタボリックシンドロームについての解説やその対策法をお教えします。

今からでも十分に間に合うメタボリックシンドローム対策を積極的に行って、安心できる毎日を送れるようにしましょう。

そもそもメタボリックシンドロームとは?

メタボリックシンドロームとは

そもそもメタボリックシンドロームとはどういったものでしょうか?なんとなく太っている人がそれっぽい・・・と考える人がいますが、実はその基準を決めているのは厚生労働省なんです。

そのためなんとなく太って見えるというだけでは、メタボリックシンドロームとは限らないんですね。

国はメタボリックシンドロームを深刻にとらえ、男女とも40〜74歳の人にメタボ検診を行っているので、その健診でメタボリックシンドロームと判定される人が少なくないようです。

もちろんメタボリックシンドロームは誰にでも起こる可能性があるので、若い世代でも気を付ける必要があります。気になる方は自分でも積極的に調べていく必要があるというわけですね。

メタボリックシンドロームの 診断基準は?

診断基準

メタボリックシンドロームには、厚生労働省が決めている診断基準があります。自分がメタボリックシンドロームかどうかの診断基準をしっかり知って、自分の中で定義付けをしていきましょう。

まずはメタボリックシンドロームと定義付けされるために、必要な必須項目をご紹介しますね。必須項目はメタボリックシンドロームの診断基準の中でも必須の項目です。

この項目に合致しているかどうかで、メタボリックシンドロームの可能性があるかどうかがまず決まります。

必須項目ウエスト周囲(内臓脂肪蓄積)

メタボリックシンドロームとして認定されるウエスト周囲の基準は、男性 85cm以上 女性 90cm以上となります。

上記の必須項目に加え以下に挙げる基準に2つ以上当てはまった場合は、メタボリックシンドロームであるということが決まります。

中性脂肪とHDL(善玉)コレステロール

中性脂肪(トリグリセライド)が150mg/dL以上、 HDL(善玉)コレステロール40mg/dL以上であるかどうかがが、選択項目の基準の一つとなります。

収縮期(最大)血圧と拡張期(最小)血圧は

収縮期(最大)血圧が130mmHg以上、拡張期(最小)血圧が85mmHg以上であることも選択項目の一つです。

空腹時高血糖

空腹時高血糖が110mg/dL以上であることも基準の一つになります。

これらの基準に当てはまっていない場合は、少なくともメタボリックシンドロームとは言いません。血圧や血糖を図る道具は通販でも気軽に買うことができるので、メタボリックシンドロームの基準に当てはまるかどうかを自分で知ることも可能です。

どうしてメタボリックシンドロームになってしまうの?

どうしてなるか

そもそもなぜ基準値が上がり、メタボリックシンドロームになってしまうんでしょうか?それぞれ解説していきますね。

ウエスト周囲(内臓脂肪蓄積)が増えてしまう原因

ウエスト周囲、つまり内臓脂肪が増えてしまう原因は様々ありますが、もっとも多いのが食べ過ぎや運動不足によって起こるエネルギーの蓄積です。

通常食べ物を食べることによって生まれるエネルギーは、日々の生活の中で適切に消費されていきます。

でもその循環がうまくいかなくなると、身体はエネルギーをため込むようになりそれが内臓脂肪へと変わっていくというわけです。

この内臓脂肪が結構厄介なもので見た目ではなかなかわかりません。内臓脂肪は内臓に蓄積されるので、中性脂肪などと違って見た目にすぐ現れるとは限らないんです。

加えて骨や血液を含む体重を判断基準とするのも難しく、病院でCTスキャンをしてもらわなければ自分でも気づくことが難しいのが現状です。

中性脂肪が増えてしまう原因

中性脂肪(トリグリセライド)とは食事で摂取したエネルギーが消費されずに余ったものが、脂肪細胞に蓄えられていったものをいいます。

特に中性脂肪(トリグリセライド)を増やしてしまう食品が、白米・麺類・ジュース・お菓子などの生成された炭水化物です。これらの食品をとりすぎるとインスリンを上昇させ、膵臓の負担になることがあります。

膵臓には炭水化物の消化を助け脂肪細胞にエネルギーがたまりにくくする機能があるので、なるべく膵臓に負担をかけず働きやすくすることが大切になります。

ちなみに中性脂肪(トリグリセライド)はお腹やお尻以外のほとんどの部分の脂肪に当たるので、中性脂肪(トリグリセライド)が増えると明らかに見た目に影響します。美容の観点から見ると絶対的に避けたい存在ですね。

血圧が上がってしまう原因

収縮期(最大)血圧が130mmHg以上、拡張期(最小)血圧が85mmHg以上であることがメタボリックシンドロームの原因の一つとなっていますが、そもそもどうして血圧が上がってしまうんでしょうか?

原因は生活習慣や親から受け継いだ遺伝子が影響していることが多いです。血圧が上がってしまう原因は多岐にわたるので、これが原因!・・・といったことは言いにくいですが、食事(塩分の取りすぎ)に気を付けたり運動を取り入れるなどして、自分で改善していくことは可能です。

空腹時高血糖が上がってしまう原因

血糖値はブドウ糖が原因で上がってしまうので、ブドウ糖の元となる炭水化物を摂取すれば誰でも上がります。でも本来なら人間がもともと持っているホルモンの働きで、時間がたてば自然と下がっていくはずなんです。

空腹時にも高血糖のままであった場合このホルモンの働きが何らかの原因で機能しなくなっているか、炭水化物の取りすぎにより膵臓の働きが弱っている可能性があります。どちらにしても炭水化物の取りすぎを抑制していくことが大切ですね。

メタボリックシンドロームと判定されると手遅れ!?

メタボ手遅れ

ここまで見ていただいた皆さんの中には、メタボリックシンドロームを判定されると、もう手遅れなのか!と恐怖を感じてしまっている人もいると思います。でも大丈夫なんです。

メタボリックシンドロームは死刑宣告のようなものではなく、予防や治療が十分に可能な症状なんですよ。むしろ判定されてからが本番!メタボリックシンドロームと判定されたら、いろいろな治療法を行っていく必要があります。

もちろんメタボリックシンドロームになっていない人でも、予防法として行っていくことが可能なので積極的に行っていくことが健康的な毎日を送るための一歩となります。

そこで今回はメタボリックシンドロームになっていない人も、メタボリックシンドロームと判定されてしまった人も満足できるように詳しく解説していきますね。

メタボリックシンドロームはまず予防が大切!

メタボ予防

メタボリックシンドロームにならないためには、何といっても予防が大切になります。では具体的にはどういったやり方をしていく必要があるんでしょうか?詳しく解説していきますね。

習慣的な運動

習慣的な運動はメタボリックシンドローム予防において、とても大切なこととなります。でもせっかちさんの中にはとりあえず運動をしておけばいいと、無理な運動を繰り返して腰やひざを痛めてしまう人が珍しくありません。

そこで大切になってくるのが、負荷が少ない運動を習慣的に行っていく方法です。負荷が少ない運動なら身体を急に痛めることがないですし、徐々に体を慣らしていくことができるので運動向きの身体にしていくことができるんです。

そこで参考にしたいのが厚生労働省が公式に発表している、「1日平均歩数男性9,200歩、女性8,300歩程度を目標とする」という基準を元にして運動をしていくという方法です。

要するにとにかくこの基準に近づけるよう、毎日ウォーキングをするのがいいというわけですね。普段歩かない人にとっては、そんなに歩かなきゃいけないの!と驚かれるでしょうが、きちんと歩数計を使ってみると皆さん結構歩いています。

例えば少し遠いスーパーに歩いて買い物に行き往復するだけでも、3000歩前後は歩いているのでそんなに難しいことはないんです。

大切なのは毎日続けることなので必ずしもこの基準に届かなくても大丈夫です。歩くのに慣れていない人は基準の半分だけでもいいので、なるべく歩数計で確認しながら歩くようにしましょう。

最近ではスマホ等にも歩数計機能が入っているものが珍しくないので、気軽に測っていけますね。アプリをインストールすることも可能なので、自分が使いやすいツールを使っていきましょう。

食生活を改善

食生活もメタボリックシンドロームを改善するうえで、とても大切なことです。食生活の改善次第でメタボリックシンドロームの予防や治療になるので、積極的に行っていきたいですね。

ではどういった食事がいいのかというと極端に生成された炭水化物を食べない生活です。

とはいっても炭水化物を含んだ食品はあふれているので、まったく食べないというわけにはいきませんね。それに炭水化物は適度であれば身体を作っていくのに大切な成分となります。

そこで大切なのがどんな食品を普段の食生活に取り入れていけばいいのか?ということですよね。少し長くなってしまうので、特別に見出しを設けました。後に詳しく説明していきますね。

毎日の体重チェックを欠かさず!

体重だけではメタボリックシンドロームかどうかを判定するのは難しいですが、一つの目安として自分で手軽に確認できる判断基準とすることはできます。中性脂肪が増えてくると体重にも変化が起こることがあるので、便利な確認方法といえますね。

加えて毎日体重のチェックをすることで自分の体調の変化や、健康状態を知ることができます。できるだけ毎日測るようにしましょう。

メタボリックシンドロームの治療をしていくのに大切なこと

メタボ治療大切

メタボリックシンドロームの治療法は予防法と変わりませんので、ここではメタボリックシンドロームを治療していくのに大切な注意点や、ちょっとした知識などをご紹介していきます。

受動喫煙を含むタバコを避ける

メタボリックシンドロームと判定された人に気を付けてほしいのが、受動喫煙を含むタバコの影響です。タバコにはニコチン・一酸化炭素をはじめとするあらゆる有害物質が含まれています。

メタボリックシンドロームの人がタバコの煙を吸うと、これらの成分が循環器系統に支障をきたし虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが高まります。

加えてメタボリックシンドロームの人は、膵臓が疲弊していることが多いのでタバコの有害物質によって膵臓のβ細胞が攻撃され続けると、インスリンの分泌を低下させますます内臓脂肪や中性脂肪のリスクを高めます。

受動喫煙でも喫煙しているのとほとんど変わらない影響があるということが、分かっているのでなるべくタバコを避けるようにしましょう。

メタボリックシンドロームを治療する薬がある!?

自分でできる治療法がいろいろあるとはいっても、個人の頑張りでは追いつかないことがあります。そこで注目されるのがメタボリックシンドロームを治療してくれる薬の存在です。

正確には治療を行うのではなく、食欲を抑えるなどして治療をしやすくするための薬ですね。薬には食欲を抑えてくれるサノレックス(保険適用可能)脂肪の吸収を30%カットしてくれるゼニカル(自費)などがあります。

これらの薬は最近話題の肥満外来で処方される薬ですが、肥満外来がない病院でも処方してもらえる可能性があります。気になる人は一度病院にお問い合わせください。

メタボリックシンドロームを改善するおいしい食事とは?

メタボ食事

上記で説明したしましたがメタボリックシンドロームには、食生活の改善が必須となります。では具体的にはどういった食品を食べるようにすればいいんでしょうか?

お菓子を減らしてなるべくイモ類をとる

生成された炭水化物を含むお菓子はなるべく食べないほうがいいですが、女性とって甘いものは生きる活力!完全に避けるのは酷というものです。そこでおすすめしているのが、サツマイモなどのイモ類をとることです。

サツマイモって甘いじゃない!そう思いますよね。でもイモ類には「デンプン系の多糖類」といわれる燃焼度の高い甘味物質が含まれているので、人工的なお菓子に比べてずっと体に残りにくいんです。

イモ類はデンプンを含んだ扱いやすい食品なので、さまざまなスイーツとして活用することが可能です。積極的に起用するようにしましょう。

最強の食べ物大豆製品

美容の世界で注目されている大豆ですが、メタボリックシンドロームにも大きな効果を発揮します。大豆は良質なタンパク質とアミノ酸を含んだ理想的な食品で、脂肪分をバランスよく調整していくことができます。

他にも食物繊維によるデトックス効果やイソフラボンによるホルモンバランスの調節など、特に女性にとってうれしい効果ばかりなので積極的に取っていきたいですね。

関連記事 : デトックスで健康に!効果のあるレシピやティーは?

キノコ類

シイタケやマイタケなどのキノコ類には筋肉の働きや、脂肪細胞の働きを調整するビタミンDが豊富に含まれてます。食物繊維も同時に取れるので積極的に食事に取り入れたいですね。

加えてキノコは結構ボリュームがあるので、腹持ちがよく食べ過ぎを抑えてくれます。メタボリックシンドロームではない人にもおすすめの食品といえます。

メタボリックシンドロームは死刑宣告じゃない!

メタボ死刑

メタボリックシンドロームと聞くと死刑宣告!もう手遅れ!と極端な考え方をしてしまい、ストレスを感じてしまう人がいらっしゃいます。

でもそうではなくてメタボリックシンドロームを予防するにも治療するにも、きちんと向き合い対策をしていくことが大切なんです。

その対策もちょっとした運動や食事療法などで可能ですし、薬で治療していくことも可能です。メタボリックシンドロームに対して恐怖を感じるのでなく、前向きに向き合ってきましょう。

今回の記事の見方は

  1. メタボリックシンドロームの診断基準を把握し、自分の中で定義づけを行っていく
  2. メタボリックシンドロームの基準に当てはまってしまう原因を知る
  3. 運動や食事療法、薬による治療などメタボリックシンドロームの予防法や治療法を学んでいく

最後までお読みいただきありがとうございました!

関連記事

ページ上部へ戻る